アフガニスタン山の学校支援の会

支援活動の紹介

現地活動

以下のような支援活動を行なってきました。これらはタリバン侵攻前のもので、
現在は政治状況は非常に流動的であるため、支援内容は変わる可能性があります。

教職員の給与支援

現在、教職員9名の給与一部補助、4名の全額補助をしています。 国からの給与だけでは生活できず、街の学校と違って複数の仕事に
就くこともできません。他の仕事を求めて教師が辞めてしまっては学校が存続できません。また絶対数も足りず会独自に雇用しています

女性教師の車による送迎

女性教師5人が下の街から通っています。歩けば片道2時間はゆうにかかる道のりを、車で送迎しています。公共の乗り物もない山深い地域なので、この送迎がないと 女性教師たちは学校に通勤できず、辞めてしまいます。時には、地域の救急車の役目も果たすこともあります。

文具の提供

毎年、現地訪問の際に、子どもたちにノートと鉛筆やペンを配っています(新入生には筆入れやリュックも)。これは予想以上に子どもたちや親たちにとって勉学を続 けるための励みとなっていたことが、2016 年の訪問で多くの親たちや卒業生たちと話してみて、よくわかりました。家畜を売るしか現金収入のない村で子どもたちに 文具を買い与えることはできず、山の学校の支援はほんとうに有り難いと言います。

教材教具の提供

世界地図やアルファベットの一覧など、先生方と一緒に選んだ補助教材を提供しています。また、縄跳び、サッカーボール、バレーボールなどの体育用具、画用紙やク レヨンなどの画材も提供しています。

図書の提供と利用促進

「図書に親しんでもらいたい」と、活動開始当初から職員室の隅に書棚を置いて図書コーナーを設置。最初は日本語の図鑑や絵本にペルシャ語の単語を貼り付けたり日本 で手に入るペルシャ語本を持参することから始め、カブールの書店で買えるようになってからは、先生方と一緒に書店に出向いて本を選び、次第に図書を充実させてい きました。貸し出し方式も定着し、子どもたちは家に持ち帰って読めるようになりました。現在は新校舎の一室を図書室として利用しています。

その他

学校施設・設備の補助、教師レベルアップのための研修奨励、救急箱設置、病気の子ども / 教師の治療補助など、必要に応じて随時行っています。

年一度の現地訪問

毎年、春先(が多いです)に一年分の支援金を持って現地を訪れ、子どもたちや家族、先生方の無事を確認した後、私たちの支援が滞りなく必要なところに届いている ことを確認し、新たな問題が浮上すれば話し合いを通して解決を図ります。また、日本の支援者のみなさまにご報告するためにしっかりと記録をとることを心掛けてい ます。

国内活動

「アフガニスタン 山の学校支援の会」では、山の学校の子どもたちが安心して学習を続けられるための支援を行うとともに アフガニスタンに対する関心と理解が得られるように、以下の活動を行っています。
アフガニスタン理解の一助となるように尽力する
会の趣旨を多くの人に知らせ、会員、支援者を増やす

上の 2 点を基本方針として以下を実施しています

現地報告会&総会の開催(年1回)

総会と同日に、併せて現地報告会も開催しています(これまでは9月後半~ 11 月前半でした)
場合によっては東京以外でも現地報告会を開催することもあります。

会報「翼ばあーる」を発行する

毎回、長倉代表撮影の写真満載でお届けしています。会員のみなさまのほか、ご寄付いただいたみなさまにも一定回数お送りします。

アフガニスタンへの理解促進のための活動

文化講演会やアフガン料理を介したイベント開催など。
アフガニスタン文化研究所長の前田耕作先生や安井浩美さんの講演会を開催した。

オリジナルグッズを制作・販売する

会費やご寄付はできるだけ現地活動に充て、国内活動経費は国内の自助努力で賄うために、ポストカードやクリアファイル、山の学校オリジナルポーチなどを制作・販売しています。2016 年秋からは、アフガニスタン女性の自立支援、生活支援のために在カブール安井浩美さんが立ち上げた「シルクロード・バーミヤン・ハンディクラフト (SRBH)」制作による「アフガニスタン山の学校オリジナル・グッズ」の販売を開始しました。
[著作権について]

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