2月ももうすぐ終わろうとしています。そして、月が変われば、東京都写真美術館での「フォトジャーナリスト 長倉洋海の眼—地を這い、未来に駆ける」展が始まります。
昨年末からかかりきりだった写真展図録と、コレクション集「Hiromi Nagakura」(全5巻)の制作と印刷が今週から来週にかけて、やっと終わろうとしています。これで忙しさのピークは越えたと思いますが、ここまでの3ヶ月はまさに「怒濤の日々」でした。おおげさに言うと、ヒンズークシュの山中を吹雪に絶えながら、進んでいるような感じでした。山場を過ぎたとはいえ、写真展開催までには、写真パネルの制作やキャプションや挨拶文の作成、多くの方に見てもらうための広報活動などが残っています。しかし、それも会場で皆様とお会いできることを楽しみの乗り切っていこうと思います。
会場には大型パネル170 点が展示されますが、そのほかに会場の中央で4台の高品質プロジェクターを使って、展示できなかったがみなさんに見てもらいたい写真を未発表写真と併せて上映します。すべてを入れると300点近くの大きな規模の展示になります。そこから、私がどのような人々と出会い、どんな風景を目にしてきたかを感じてもらえればと思います。
毎週、土曜、日曜にはギャラリートークも開催します。それぞれのトーク内容とテーマは異なりますが、各回、15分ほどみなさまからのご質問を受ける予定ですので、奮ってご参加いただければ幸いです。
2017年2月23日 長倉洋海
3月末発売予定のコレクション集のチラシ(クリックで拡大)
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