皆様、この暑い夏をどうお過ごしでしょうか。 写真展「北の島・南の島」(コニカミノルタプラザ)のあと、わずかの期間ですが、教育支援を続けているアフガニスタンの山の学校を訪れてきました。首都カブールは標高1800bですが、それでもすごい暑さ。やっとパンシール峡谷のポーランデ地区に入って、涼しさを感じました。タリバーンのよる自爆テロや治安悪化が心配でしたが、実際に行ってみると、人びとからは「目の前の生活を生き抜くことに必死」という感じを受けました。通貨アフガニーが対ドルで目減りし、ガソリン、食材などの値段が高騰しています。
一年半ぶりに会った子どもたちは、みな元気で、ホッとしました。
みな背も伸び、前よりも大人びて見えました。ちょうど、アンズの収穫の時期。大粒でほんのりとした甘さが何とも言えませんでした。スイカやメロンがおいしいのはいつものことですが、今年はスイカが当たり年だったようで、アフガニスタンの夏の味覚を久しぶりに満悦することができました。詳しい報告は、山の学校の会報「翼」や10月1日の総会・報告会でいたします。とりあえず、数枚の写真をみていただければと思います。
2011年8月11日
長倉洋海
マスードの墓をおおうガラスの上に書かれたコラーンの言葉。
殉教から10年がたった
スイカやトゥート(桑の実)を抱えて,家に向かう子どもたち
アンズを収穫するルビナ(3年生)
毎年、大きくなる子どもたちと(撮影:高橋美香)