釧路「長倉商店塾」

 

 

  
初めての試み:長倉商店塾が終了しました

 8月24日(月)から8月28日(金)の三期「相手の向こうに何を見るか」を最後に、今年度の夏期商店塾は終了いたしました。一期から三期までの参加者はのべ56名。高校生は6回の講座に30名の生徒さんが参加してくれました。遠くは兵庫、東京、埼玉、山形、秋田から。道内は札幌や北見から駆けつけてくれた方もいました。そのテンションの高さに私の気合いも入りました、それぞれが真剣に写真に見入り、瞳を爛爛と輝かせて話を聞いてくれた姿が忘れられません。自分を育んでくれた「長倉商店」や自分の歴史ばかりでなく、世界や日本のありように触れるなかで、参加者の思いは一気にアマゾンやシベリア、シルクロード、アフリカの地まで飛んでいったような気がします。そのような充実した時間を持てたことは私にとっても大きな喜びとなりました。

 長倉商店塾は来期も開催いたします。今回は東京の方々から「一週間、連続して休むことは難しく断念した」という声が多く聞かれたため、来期は金曜から日曜にかけての集中講座を作ったり、航空運賃が割高になるお盆を避けることを考え、会期を決めたいと思っています。来年夏までの間は、月に一回程度の写真ワークショップと講評。私が刺激を受けたビデオ作品や映画を参加者と見て、歓談できる場を設けることも決めました。今回の受講者の中からも応援団に加わってくれる方も現れ、私たちは新たな気持ちで来期に向けてスタートを切ることにいたしました。今年、参加できなかった方も、来年こそは長倉商店塾に、そして釧路にいらしてください。お待ちしております。

                             長倉洋海

(以下、撮影者:桶谷駿矢)

高校生にハンモックでの寝方を講習

三期の授業風景

黒板に書かれた授業内容

三期の打ち上げ交流会