「緊急メッセージ10」
マスードの命日。今日だけでも光の見えるニュースに接したいと思いましたが、そうはなりませんでした。しかし、それがアフガニスタンの現実です。そして山の学校がるパンシールの惨劇にも、目を開き見届けなくてはなりません。そうしなければ彼の地で苦しんでいる人、亡くなった人たちに私は顔向けができません。
今日、日本にいる女性にパンシールからの声が届きました。それはまずカブールに、日本へとリレーされた少女の声です。「たくさんのタリバンでいっぱいです。見たこともないような恐ろしい所業をしています。家を1戸ずつ探索し、『武器はないか』と聞いて、男がいれば連れていきます。13人が殺され、何人は首を切断され、川に投げこまれました。山に逃れましたが、飛行機からパラシュートで降りてきた兵士が、洞窟に隠れている人々を見つけ出し、残酷なこと、人間として最低なことをしました。兵士の中にはパキスタンやアラブの言葉を話す人がたくさんいました。私たちには電気もなく食べ物もありません。どうか、助けてください」という内容でした。
一方、カブールでは、今日も銃を恐れずスマホを掲げて、タリバンの兵士に向かい合っている女性がいます。殴られてもムチで打たれても。この姿、彼らの声は世界に届いているはずですが、黙ったままです。多くの人たちがいまアフガニスタンに見殺しにされようとしています。
2021年9月9日 長倉洋海
マスードの娘でアフマドの妹マリヤムのTwitterより
「マスードは一握りの土ではありません。
マスードはガラスや石でもありません。
マスードは道です。
マスードは信念です。
簡単には消えません。
マスードの学校ではイスラムのあるべき姿、
男女の平等、表現の自由、人として
成長するための生き方を学ぶのです」
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パンシールで戦争が始まる前の平和プロジェクト&教育支援。
学んで共に未来をつくっていく話をしていた。。。
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タリバンによる民族浄化が始まった。。。
この親子は果たして無事でいられるのだろうか。。。
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タリバンによる弾圧。恐怖の支配が始まった。。。
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